2020年8月の絵本

【へいわってどんなこと?」

「ながいながいよる」文:マリオン・デーン・バウアー  絵:テッド・ルウィン  訳:千葉 茂樹

・へいわってどんなこと?と、日々の何気ない生活の一コマから平和を考えます。絵本作家の浜田桂子さんを中心に日本人12名と中国や韓国に呼び掛けて4年間かかりながら完成した作品です。

 

 

 ・絵・文:浜田桂子

 

・出版社/童心社/2011年月4日発行

 

 


*めめさんの心のつぶやき*

・8月31日まで札幌市内のagt(あじと)というカフェで「平和・家族 絵本展」がありました。札幌市内で絵本に関わる仕事をしている7人が2冊ずつ「戦争と平和」を親子で考えるきっかけとなる絵本を選本して展示されました。私は、浜田桂子さんの「へいわってどんなこと?」と長谷川義史さんの「ぼくがらーめんたべてるとき」を紹介させて頂きました。私はこの絵本を見て「すきなうたをうたえること」「おもいっきりあそべる」「「朝までぐっすりねむれる」これが平和だって言えることなんだよって、いつの世も子ども達に話したいと思いました。戦争は絶対に許されない事!それを当たり前に大きな声で大人が言わなくちゃね。世界中の人の命は等しく尊いものだから。

 

【ぼくがらーめんたべてるとき

おもちのかみさま 札幌在住の絵本作家:かとうまふみ

 ・ぼくがらーめんたべてるとき、地球の裏側では、なにがおこってる?となりのみっちゃんがテレビのチャンネルかえた時となりのくにの女の子は水をくんでいた。世界の国の子どもたちは今なにしてる?・・・長谷川義史さんが世界の子どもたちへ平和への願いを込めて描いた作品。

 

 

 ・作・絵:長谷川義史

・出版社 / 教育画劇 / 2007年07月

 

 

 


*めめさんの心のつぶやき*

・「平和・家族 絵本展」2冊選本したうちのもう1冊は長谷川義史さんの「ぼくがらーめんたべてるとき」です。ラーメンを食べるというとても日常的な行為から始まるお話は、小さな子どもでも入りやすい。横軸の目線で世界を見ていく中で大人もハッとする場面展開があります。親子で読んでもらい自分たちの日常と他の国の子どもたちついて話すきっかけになってくれたらいいなと思います。

おかあさんとお子さんの8月の絵本

【大阪うまいもんのうた】

【10ぱんだ】写真:岩合光昭 分:岩合日出子

・「大阪にはうまいもんがいっぱいあるんやで~たこ焼き、餃子、お好み焼き、ぶたまんっ!」「ゆかいな牧場」のメロディーに乗せて歌い、手遊びもできるこの歌は、大阪では話題のご当地ソングです。長谷川義史さんが大阪への愛をたっぷりこめて描いたとにかく「おもろい」絵本です。

 

・作・絵:長谷川義史

 出版社/佼成出版社 発行日:2098年09月発行

 


*めめさんの心のつぶやき*

・この絵本の1ページ1ページをゆっくり見ると細かい所に長谷川義史さんのユーモアセンスが溢れていて思わず笑ってしまいます。きっとご当地のひとが見たらもっと喜ぶだろうなって思いました。絵本の世界は本当に自由。長谷川義史さんの人を笑わせる力は本当に凄いですね。前出の「ぼくがらーめんたべてるとき」はハッと我に返るインパクトを与えて考えさせてくれたり、それは絵のチカラだけではなく長谷川義史さん生き方そのものが1冊の絵本に盛り込まれているからなのでしょう。「うまいもんシリーズ」は名古屋と東北地方版があります。そのうちにきっと北海道が出るに違いないと楽しみにしています。

【0歳音読】

【ペンギンがとぶ】ひだのかな代

 ・赤ちゃんは、生後10ヶ月頃までに周りで話される言葉を聞きながら、自らの脳に母国語の音読体系を記憶させていきます。絵を観ながら親子で楽しく母国語を身につけられます。

 

 絵・言葉:山口謠司

出版社/さくら舎 /2020年1月


*めめさんの心のつぶやき*

・今年の7月に蘭越町の友人の紹介で「蘭越の図書館コミュニティプラザ花一会」へ行き、司書さんから館内を案内して頂きました。そこには興味をそそられる絵本や著書が沢山ありました。司書さん達が日頃から町民のために情報を集めて工夫して図書館を運営していることが伝わってきました。私は赤ちゃんとお母さんのコーナーで見つけた「0歳音読」という本というより絵本が気に入り後日購入しました。ページをめくると、絵と言葉とつい口に出して言いたくなるようなオノマトペや優しい文体のお話が目に飛び込んできました。真白な心の赤ちゃんに楽しく母国語を伝えていけたらいいですね。

みんなのおすすめコーナー

【3びきのかわいいおおかみ】

【おかあさんはね】文: エイミー・クラウス・ローゼンタール 絵: トム・リヒテンヘルド 訳: 高橋久美子

 ・2018年3月から「みんなのおすすめコーナー」を作りました!このコーナーでは、全国で約1000人の絵本セラピストさんの中から、私が毎月1名の絵本セラピストの仲間に1冊のお勧めの絵本を紹介してもらっています(#^.^#)

 

29回目のゲストは、北海道渡島管内(おしまかんない)在住の絵本セラピスト®ムック鍛治裕之さんです。

 

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【3びきのかわいいオオカミ】

 

「3びきのこぶた」の立場を逆にしたお話です。3匹のオオカミは、初めは悪い大ブタをより頑丈に、より心を閉ざして追い払おうとしますが、自分たちが大ブタへ思いやりをもち、変わることで、大ブタの心を変えてしまいます。衝撃的で愉快な展開と優しい結末がかわいらしい絵で表現されています。

 

 ・絵:ヘレン・オクセンバリー 作:ユージーン・トリビザス

訳:こだまともこ 出版社:富山房

 

 

 

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 < ムックから・・・>

「3びきのこぶた」の立場を逆にしたお話です。3匹のオオカミは、初めは悪い大ブタをより頑丈に、より心を閉ざして追い払おうとしますが、自分たちが大ブタへ思いやりをもち、変わることで、大ブタの心を変えてしまいます。衝撃的で愉快な展開と優しい結末がかわいらしい絵で表現されています。

 

 

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◆ムック(鍛治裕之さん)の紹介

 ・絵本セラピスト協会認定ー絵本セラピスト®SK6期

 
北海道道南育ち。小学校の教員をしています。小さい頃から星空を見たり、植物を育てたりすることが好きで、科学の絵本・写真絵本が好きです。休みの日は、山登りをしたり、読書をしたりしています。心理学、NLPを学び、心理カウンセラー、アンガーマネジメントキッズインストラクター、NLPマスタープラクティショナー、ヴァーチューズプロジェクトファシリテーターの資格を取得。好きな曲は『やさしさに包まれたなら』(荒井由実)です。


 

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*めめさんの心のつぶやき*

・今月の全国の絵本セラピストさんは、北海道の新進気鋭の絵本セラピス!ムックさんです。ムックの笑顔にハートを掴まれてしまう人も多いのですが、見かけ以上に優しくてシャイなところを持ち合わせている方なんです。私は色んなセミナーやイベントでムックに会うのですが、道南に住んでいるので札幌まで優に3時間や4時間はかかるだろうにと思いつつ・・・・でもその度にお住まいは?と聞いてしまうほどフットワークが軽く、意欲的に色々なことを学ばれています。以前ムックのFacebookの投稿で「空の青さをみつめていると」という谷川俊太郎さんの詩を黒板に書いて始業式の朝を迎えたという投稿を読みました。わたしの背筋もピンと伸びました。ムックのような先生に受け持ってもらえるお子さんたちは幸せだと思います。

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