2019年7月の絵本

【いただきますレストラン】

「ながいながいよる」文:マリオン・デーン・バウアー  絵:テッド・ルウィン  訳:千葉 茂樹

・ふかいふかい海の底、真っくらな海の底で繰り広げられるさかなたちの物語はどんなでしょうか?うみの底にある「れすとらん」を想像してみてください。深海にすむ生き物たちの物語は、子どもたちに「食べることはいのちをいただくこと」を感じてもらえる絵本にもなっています。

 

   文:絵:ひだのかなよ

  出版社/みらいパブリッシング 2019年1月発行

 

 


*めめさんの心のつぶやき*

・まず、私は作者のひだのかなよさんの色彩が好きです。特に今回使われている「赤」。深海のレストランの壁が赤なんですが・・・これはラストの展開でハッとします。私はほかにも深海にすむオキアミやくらげやイワシの透明感には感動しました。どうやったらこの繊細な絵が描けるのだろうかと真剣に考えさせられました。今回は、ストーリーの展開の面白さも抜群でした。こう来たかぁと唸らせる展開でした。この夏ぜひ手に取って色々なことを家族や友達と語り合ってほしいと思います。自然の摂理や命の営みも考えさせてくれる1冊になると思います。

【あさがお】

おもちのかみさま 札幌在住の絵本作家:かとうまふみ

 ・美しい細密画で描かれた美しいアサガオ。自然の不思議に満ちたアサガオの一生を絵本で見てみませんか?種から芽が出て、双葉がひらいて、つるを伸ばし蕾が膨らんで美しい花が咲く!そしてまた種ができる・・・・。

 

 

  作・絵:荒井 真紀

 

  出版社/金の星社 2011年6月発行

 

 


*めめさんの心のつぶやき*

・夏の花!と言ったら「アサガオ」。日本の小学一年生はみんなアサガオを育てますよね?私もつるが伸びて蕾がつくと明日は咲くかと毎日毎日楽しみだったことを思い出します。この絵本は細密画で本当に目の前にアサガオがあるのかと錯覚を起こすぐらい生き生きと描かれています。科学絵本にもなるこのアサガオの絵本をぜひ一度手に取って見てほしいです。絵本の概念がきっと変わります。

お母さんとお子さん向け 7月の絵本

【こどももちゃん】

【10ぱんだ】写真:岩合光昭 分:岩合日出子

・こどもの桃のこどももちゃん。今日はなんだかごきげんななめ。「どうしたのかな

?」と遊び友達の動物たちがあとを追いかけます。ごきげんななめの理由はなんだったのでしょうか?読むと納得のいくお話です。 

 

 

 作・絵:たちばなはるか

 出版社/偕成社  1005年6月発行

 


*めめさんの心のつぶやき*

・光栄なことに、先日、作者のたちばなはるかさんにお会いしました!場所は札幌市内の絵本専門店の「ひだまり」でした。色々な絵本作家さんたちが3.11に思いを寄せて作った作品を紹介し合い、みんなで3.11について語る日でした。みなさんに共通していたことは、どんなことがあっても希望を忘れず、子どもたちに明るい未来を届けたいという思いでした。たちばなはるかさんは童話も書かれていて才能豊かな笑顔の優しい方でした。こどももちゃんの可愛い桃色を見るとたちばなはるかさんの優しい人柄を感じます。こどももちゃんの子どもらしい表情がたまらなくキュートです!

【みずまき】

【ペンギンがとぶ】ひだのかな代

 ・水がいきおいよく ほとばしる!生命感あふれる絵本です。この夏に子どもたちに読んであげてほしいおススメの1冊!「庭」の中にこんなにもたくさんの生き物たちがいることを知っていましたか?小さな生命と水を描く大胆さがページいっぱいに広がって読後感がたまりません。お子さんはきっと「もういっかい よんで!」と言うでしょう!

 

 

 作・絵:木葉井悦子

 出版社/講談社 2003年発行


*めめさんの心のつぶやき*

・熱い日差しのなかでの水まきは、本当に楽しい思い出です。はじめはちょっとだけのつもりでも、ちょっと足でも濡れたものならもうなんだか全部濡れてしまってもいいような気持ちになってしまうのは、子どもも大人も同じではないでしょうか?小さいうちにう~んと色んな体験をさせてあげたいですね。私は北海道の短い夏を子どもたちとキャンプをしたり虫取り、水遊び、花火・・・たくさん遊びました!

みんなのおすすめコーナー

【どろぼうがないた】

【おかあさんはね】文: エイミー・クラウス・ローゼンタール 絵: トム・リヒテンヘルド 訳: 高橋久美子

 ・2018年3月から「みんなのおすすめコーナー」を作りました!このコーナーでは、全国で約1000人の絵本セラピストさんの中から、私が毎月1名の絵本セラピストの仲間に 1冊のお勧めの絵本を紹介してもらっています(#^.^#)

 

16回目のゲストは、札幌市在住の絵本セラピスト®「たかたかさん」こと高橋貴美さんです。

 

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【どろぼうがないた】

*あらすじ*

丘の上に住むどろぼうは、ある晩ちいさな箱を盗んだ。なかみは値打ちのない鉢植え。次の日に小さな芽がでて、日に日に大きくなっていき、やがてどろぼうの心に変化が起こった。「たからものやほうせきなんてもういらない。」そんなある日、戦争が始まった。

 

 

  文:杉川としひろ

  絵:ふくだしゅんこ

 出版社/ 冨山房インターナショナル

 

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 < たかたかさんから・・・>

何かの機会に見かけて以来、ずっと心に残っていた絵本でした。泥棒の次第に優しくなる目、私たちの幸せの本質は?戦争がもたらすものとは?と心に深く余韻を残しました。また哀愁と可笑しみのあるこの絵にも一目惚れ!泥棒が生まれて初めて悲しくて泣いたところで物語は終わりますが、見返しと表裏の表紙の絵に未来への示唆が描かれていて、これがまた心憎いのです♪


◆たかたかさんの紹介◆

 

・ •絵本セラピスト協会認定ー絵本セラピスト®(SK3) •NPO法人ことばのひろば五億の鈴の音:副理事長 •絵本児童文学研究センター正会員 •元NHKアナウンス室長 山根基世朗読指導者養成講座修了生 •精神対話士®︎

<活動>•絵本とハープのユニットRICCA ・ライアアンサンブル百音夢に所属し、イベント出演の他、施設・学校を訪問 •音楽演奏家との朗読コラボで道内外にて公演活動中 •朗読人として札幌とオホーツクを拠点に朗読会への出演・運営を手掛ける •ライフワークの朗読と絵本、声活、また子ども達の言葉を育み地域を繋ぐ活動を通じて、心豊かな言の葉と個々の魅力で輝く人たちの溢れる世の中になるのが夢!

 

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*めめさんの心のつぶやき*

  1. 今月の絵本セラピストさんは、北海道だけではなく東京など広範囲に渡って活躍されている朗読家のプロでもある、たかたかさんです。ご自身はとても実力のある方ですが、いつも腰が低く謙虚な方で私が尊敬しているお一人です。私が何か相談すると惜しみなく色々なことを教えてくださいますし、お忙しいのにいつも快く協力してくれます。☆さて、そんな素敵なたかたかさんのおススメの絵本は「どろぼうがないた」です。ぜひ、手に取ってみてください。
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ご紹介した絵本は、こちらのえほんやさんで購入できます。

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